閃光弾ババアの話
どうも、藤沢です。
今日は学校が終わってそのままバイトに行ったんですが、帰るのが11時とかになり、あたりもかなり暗くなっていました。
自転車で登校しているため、バイト帰りももちろん自転車なわけなんですが、帰っている最中に前から流れ星が流れてきたんです。
何を言っているかわからないと思いますが僕が一番わかりません。
だって前から流れ星が流れてきているんですもの。
ありえないと思いつつ、金金金と唱えつつも、いったん冷静に流れ星を見てみます。
すると流れ星の奥にババアがいます。
そこで初めて状況が理解できました。
とんでもない光を自転車にともしたババアが前から走ってきているではありませんか!
しかし光がすごすぎて目がぼやけます。
何とか目を開け前方を注意しながら運転するも、明るすぎて目が五感の座を降りたがっています。
なんとかババアが通り過ぎて一件落着といったんですが
もしこれが争いの最中ならどうだったでしょうか
第三次世界大戦が勃発し、僕は赤紙を受け取り、兵士として戦場に狩り立つわけです。
そして相手はババア艦隊閃光ズ
その時にとんでもない明るさで視界をつぶされれば勝つすべはありません。
なので勝つビジョンを何パターンも考えましたが、ババア艦隊閃光ズに勝利するビジョンはありませんでした。
なので戦争が起きないような平和な世界であってほしいと思いました。
そう考えたときの僕の瞳はババア艦隊閃光ズのように輝いていました。
おしまい
挑戦に挑戦する話
どうも、藤沢です。
僕はコンピュータ専門学校に通っているですが、そろそろ就活のシーズンです。
すると企業説明会なども多くなってくるわけです。
そして今日はとある大企業の社長さんが学校にはるばる来ていただき、お話をしてくれました。
基本的にはどのような仕事なのか、社風はこんなんで採用の流れはこうですよ~と、まあ会社のことを色々教えてくれるんです。
しかし僕が聞きたいのは
どうやって金持ちになったか!
それだけなんですね。
なのでQ&Aのタイミングがあったので直接聞いてみたんです。
「どうやって金持ちになりましたか?」
すると社長さんは
「恐れずに挑戦しました。20代のころは失敗も多くしましたが、今となっては部分的な成功です。」
と言っていました。
何と美しい言葉なんだろうと、僕はzoom越しにたじろいてしまいました。
やはり偉大な方でも多くの失敗をしているんだろうと感じ、今日から僕はひたすらに挑戦しようと感じました。
しかし僕はひたすらに挑戦を避けてきた男。
挑戦を挑戦するところから始まります。
そしてその挑戦の挑戦にも挑戦がいります。
この全身挑戦マトリョーシカでこれからの人生を挑みたいと考えてます。
ネコ睡眠とノンネコ睡眠
どうも、藤沢です。
我が家には可愛い三毛猫がいます。
前までは2匹いたんですが最近亡くなってしまいました。
それからというものもう片方の三毛猫が永遠に鳴き続けるのです。撫でてあげてもご飯を上げてもずーっと鳴き続けます。
最近は鳴きすぎて声が低くなってきました。そのくらい鳴きます。
そしてその鳴き声は僕の睡眠を妨げます。
僕は睡眠に命を懸けているため
12時に寝て7時に起きる
11時30分からはスマホをいじらずストレッチをする
という片岡鶴太郎みたいな生活をしています。
なので睡眠の質に関してはかなりの自信がありました。ました。
最近はというもの三毛猫の鳴き声で起きてしまいます。
夜の3時くらいに鳴き起こしてくるため、僕の睡眠の質がとても低下しています。
昔にお母さんが
「お前の夜泣きは信じられないくらい酷かった」
と言っており、当時は鼻で笑い流していたのですがとても気持ちがわかりました。
ごめんなさいお母さん。
仕方がないのでなでなでした後に布団に入れてあげます。
相方が死んでしまったので夜は悲しくなってしまうのでしょう。
僕は慈悲とこれからの希望を猫に問いかけます。
「猫、お前はまだ長いんだから喉は大切にしな。俺を呼べなくなってしまうよ」
そう言いながら接吻をかわしました。すると三毛猫は
「に’’ゃ’’あ’’あ’’あ’’あ’’‼シャーーーーーー‼」
とトムとジェリーのトムのような雄たけびを上げました。
悲しくなり僕は血の涙を流しながら泣きました。
三毛猫もそれを見てまた鳴きます。
その涙のセッションは、死んだ三毛猫への鎮魂歌になったのでした。
時間を縮めた話
どうも、藤沢です。
今日は土曜日。
すべてバイトにささげた一日だったんですが、僕はコールセンターのバイトをしており、肉体的しんどさはないもののいかんせん時間がとても長く感じます!
もし僕がコールセンターのバイトをしながらトレーニングをすると、疑似精神と時の部屋を作ることができる気がします。
じゃあこの長さをどのように解消しようと考えたときに思ったのが、昔見た「鼠と像」の話だったんです。
わからない方のために説明すると
生物は一生に15億回鼓動を打つと寿命を迎えるといわれています。
それは小さい動物と大きい動物で平等です。
ここでは小さい動物をハツカネズミ。大きい動物を象としましょう。
ハツカネズミは一分間に600~700回も脈拍を打ちます。一回の脈拍に、たった0.1秒しかかからないわけです。
反対に象は、一回に3秒もかかります、なので寿命も全く異なってきます。
つまり、同じ時間でも体感時間は小さいものと大きいもので全く違ってくるわけです。
「……………おや…?」
感の良い方は察したと思いますが
小さければ体感時間は変わってくる
↓
小さくなればバイトが早く終わる
のアルゴリズムが完成しているではありませんか!
早速僕は体を丸め、小さくなってみました。何も変わりませんでした。
こんなので時を早く進めることができるのならアインシュタインは存在していません。
そんなことをしているうちに謎のクレーム電話が入りめちゃくちゃ切れ散らかされました。
うざすぎて切る瞬間に
「べろべろバァ!wwwwぷるぷるぷる!!wwwぶばああああ!ww」
と言ってやりました。
器が小さすぎたのかわかりませんが、クレーム対応しているうちにバイトが終わりました。
終わり。
お尻に友達ができた話
どうも藤沢です。
僕は毎日学校まで自転車で往復しているんですがその距離が片道だけで8㎞あるんです。
まあ体力面でも全然問題はないんですが、もう2年くらい続けているせいかお尻がくそ痛くなるんですよ
そして痛さが蓄積してくると、赤いできものができるですよ
そのできものがいかんせん厄介なやつで、サドルにお尻を置くと激痛が走るんですよ。ケツは人間のクッションなんだから痛いのはおかしいだろ!と激怒したいところなんですが、ふわふわなんで許します。
そして今日も例によって赤いできものができてしまったんでイライラして学校に向かったんですが、よく良く考えれば僕が悪いなと。
だって毎日毎日過酷な労働環境にお尻を置いているため、リコールという名のできものが出来たとしても文句は言えません。
むしろ称えるべきなのだと。
1こぎ2こぎと、日々こぎこぎ波状攻撃に耐えているのはとても常尻じゃあ不可能です。
なので僕はできものリコールを受け入れ、コートリル軟膏を塗ってやりました。
そして辞職の猶予1週間の登校中、感謝の気持ちを伝えることにしました。
「今までごめんな、ありがとう」
「...........」プッ
返事はないけど屁んじはありました。
「友達にならないか??」
「...........」ププッ
「今日からお前はケツァルコアトルだ!」
「...........」プー!
ケツァルコアトルは嬉しかったのか赤面になっていました。
僕とケツァルコアトルは約1週間、翼をたなびかせながら学校に向かうのでした。
山で友達が一瞬死んだ話
どうも、藤沢です。
これは中学3年生の時の話です。
僕は昔から「よく分からない挑戦」が好きで、川を手作りイカダで横断したり、マルチ商法に引っかかってみたりなど、まあ色々してきたわけです。
そして今回、中3の15歳という1番脳みそがとろけている時期に「山で野宿してみてぇ〜〜!!」と超とろとろチャレンジを思いつき、早速とろとろ仲間を探し、集いしとろとろ三銃士で「よく分からない挑戦」を行いました。
作戦はこうです
「自転車で滋賀県の比叡山(家から60kmくらい)へ行き、その頂上でテントを張って寝る」というシンプルイズバカな挑戦です!
そして今回のとろとろ仲間を紹介します。
まずは
僕の挑戦の皆勤賞受賞者………米!!!!(偽名)
そして
ドライアイのエロ眼鏡…………眼鏡!!!(本名)
んで僕。
このよく分からない三人で「よく分からない挑戦」をします。
挑戦当日
とうとう迎えた近年で一番寒いこの日*1に、心と膝を奮い立たせ、自転車をまたぎ、午前7時…出発!!
………………………………
自転車での移動はクソしんどい以外特に何もないので飛ばします
滋賀県に突入し、見えてきた比叡山は真っ白で、すでに疲れ切った心を折る大きさでした、この地点でもう16時を回っていました。
とはいえここで帰ってしまっては意味がない
僕と米と眼鏡は息を整え、入山…!
登山
五合目地点でもうあたりは真っ暗、体感温度はおそらく0度を下回っていたと思います。
60kmと登山でいじめにいじめた太ももは寒さとは関係なく、震えが止まりません。
ペースも落ち、七合目に突入したころには19時に回り、一面雪化粧になっていました
その中で一番体力のない僕は限界を迎え、米と眼鏡に「帰らん?」と言ってしまいました。
根性だけは人一倍ある僕でしたが、さすがに度が過ぎたしんどさで、米もそれを聞き、安堵しているようにも見えました。
帰るムードの中、一人だけどうやら違う意見を持っている者がいます。
眼鏡です
「俺の知っているお前たちはここで諦める人間ではない」彼はこう言います。
僕たちの曇っていた心は光を指し、眼鏡の眼鏡は霧で曇りまくってます
その状況に我々は登山中初めて歯を見せました。
頂上到着
眼鏡の鼓舞から明らかにペースを上げ、20時、頂上である延暦寺に到着しました!
疲れつくした我々は、寺など興味もなくテントを立てれそうな場所を探します。
……………………
無え!!!
とてもまずいことになってしまいました
寺があるということは神ロード*2もあるわけで、そこにテントを立ててしまえば、我々はおそらく神様の逆鱗に触れてしまいます。
といっても神ロード以外、雪が膝くらいまで積もっているのでとても立てれたものではありません。
我々は途方に暮れてしまいました。
いっそのこと宗派を変え、神に反逆を起こすのも一つの手だとは思いましたが、米が「神様助けてください」と言ってしまったためそれも不可能になってしまいました。
そんな時にいつも助けてくれるのは眼鏡なんです
豊富な知識と、エロ毘沙門天と言われたほどの性の富を持っている眼鏡はこう言います
「おしくらまんじゅうをして、その熱で雪を溶かしてテントを立てよう」
何を言っているんだこのエロ眼鏡、僕と米は呆れます。
眼鏡は続いて
「おしくらまんじゅうで雪を解かすシーンをエロ漫画で見たんだよ!」
僕&米「……ハァ?」
寒さで前頭葉が凍ってしまったんだと思いましたが、なりふり構ってられないくらい寒かったので、おしくらまんじゅうはしました。
20時の寺で三人おしくらまんじゅうをする姿は、寺院の梵鐘を撞くお坊さんが108の煩悩を消しているような、そんな感じでした。
しかしやっていることは煩悩本の煩悩行為のため、yes煩悩とno煩悩の擦り合う摩擦で温かくなってきました
そんなこんなでテントを立てれそうな雪の層が薄い場所を見つけ、そこを拠点としました。
ペラペラのテントを立て、その中にペラペラの布を引き、とろとろの男たちが入ったわけなんですが…
激寒!!!!
山で野宿はおろか、テント泊すら初めてな我々には想像もつかない寒さでした。
しかし我々もバカではありません、「マグマ」と書かれた業務用のカイロを持ってきていたため、それをすべて使い、暖房代わりにするという算段です。無理でした。
米は言います「マグマが全部凍ってんだよ…泣」
初めて知ったんですが、極寒ではカイロは凍ってしまうようです。
知らねぇ~~~!!!
本当に震えが止まらない我々は、何かご飯を食べれば少しでもあったまるのではと考え、大量に買い込んだおにぎりを取り出しました。石でした。
米は言います「全部冷凍食品みたいになっちまってるよ…泣」
確かにそうだけど~~~!!!
確かに0度以下だったら凍るけども…!!!!
冷静に考えたらわかるんだけども……!!!!
何も食えない、寒さはとてつもない、疲れで暖をとることもできない
この絶望的な状況で、すべての元凶である僕は「降りる?」と提案しましたが、この暗さで降りたところで待ち受けているのは遭難だけです。
三人で話し合いをした結果、ここで夜を明かすという判断になりました。
のちに知ることにはなるんですが、ここでの判断が我々の命運を分けていました。
テント泊
ここからは耐えることしかできません。
寝たら死ぬのでお互い起こし合いながら、昔話をして少しでも体を温めながら、夜を明かします。
しかしやはり体は疲れているのでたまに寝てしまいます。
そのたびに打ち上げられたマグロのようにピチピチと体が震え、そして起こされる。
この繰り返しです。
……………
朝の4時を指したころ、僕は回線なんて通っていないスマホを触っている眼鏡に問います
「今何時?」
「……………」
返事がなかったため、時間をおいてもう一度問います
「今何時?」
「……………」(パタ…
倒れた!!!!!!
眼鏡がスマホを触っている形そのままに倒れました、眼鏡の眼鏡も吹き飛んでいきました。そしてそのままピチピチと震えながら寝ています。
普通の人間ならここで「大丈夫か!?」なんて声をかけるんでしょうが、我々は森羅万象の苦痛を与えられていたため、そんな正常な判断はできません。
「あー死んじゃった」
感情のないやばい人間兵器みたいなことを呟いた米も、そのまま寝てしまいました。
ここで僕が起こさなければいけない、起こさなければ全滅してしまう。
起こさないとダメなのに………
………………………………
「………っ!!!」
まさかの寝てしまっていたんです。
僕は何とか生きていました。
米は!?眼鏡は!?
テントを見渡しても誰もいません。
凍って割れてバラバラになってしまったんだ…とおもったんですが、遠くから僕を呼ぶ声がします、米です。
「まじ、はよ、こっちきて」
なんだか焦っているがそのベクトルは不安ではなく希望の何とも言えない感情の米をみて、急いでテントを出ます。
「やばない?」
そう言った米の言葉は右から左へ、僕の心はその絶景に奪われていました。
琥珀色の雲を突き抜けた山々が我々を圧倒するようにそびえたっているんです。
頂上に着いたときは暗くてよく見えなかったんですが、こんなにも美しい絶景と添い寝していたのだと実感したときの心の震えに比べれば、昨日の寒さでの震えなど毛でもないと感じました。それは嘘です。毛です。剛毛です。
眼鏡もその光景を見ていたんですが、彼は笑みを浮かべていました。
彼の眼鏡越しの景色は何を映し出しているのか僕は知る由もありませんが、一つだけわかるとするのなら、彼のドライアイは完治したでしょう。
絶景は我々を1時間ほど震わせていました。
……………
下山
降りているときに気づいたのですが、地面が凍っており、とってもつるつるです。
その横は崖になっているようで、そのつるつるに足を持っていかれ崖に落ちるというギミックのようです。マリオのステージみたいですね。
もし我々が下りる判断をしていたら、おそらく崖に落ちゲームオーバーになってしまっていたのだろうと思うと、マジで怖いです。
降りている最中に僕は言います
「眼鏡、お前昨日死んだの覚えてる?」
すると眼鏡はこう言います
「うん、一瞬死んだ!」
やっぱり!!!
やっぱり死んでました!
でも死に対する恐怖がなさすぎて、ルフィみたいだなと思いました。
2時間ほどで下山し、そして60kmのコースを死に物狂いで漕ぎます。
自転車での移動はクソしんどい以外特に何もないので飛ばします
帰り
帰りに近所のスーパー銭湯によりました。
疲れ、冷え切った体でお風呂に入るときの気持ちよさは例えようがありません。
全身がトワイライトヒールされていくのを感じます。これのために体をいじめているまであります。
ちなみに余談なんですが、眼鏡は銭湯の時、眼鏡を外すんですが眼鏡を外しているときを「修正版」、眼鏡をしているときを「無修正版」と使い分けているようで、憎悪の気持ち悪さを持ち合わせています。
銭湯から上がり、コーヒー牛乳を一気飲みします。
僕&米&眼鏡「うっめえぇ~~~!!!!」
中学三年生の僕たちはとんでもないことを成し遂げてしまったのだと思いながら、帰宅しました。
その時の我々の顔は、おそらく一番かっこいい顔でした。
そして解散し、僕の「よくわからない挑戦」の幕を閉じたのでした…